モラルの低下??でたらめ手話通訳
- 2014/05/09
- 14:13
南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の追悼式で「でたらめ手話通訳」を行った男性が、ライブ配信用アプリの広告キャンペーンに起用されたそうです。
ストリーミング配信アプリ「ライブレンズ」を宣伝するためのCMらしいのですが、これって製作者側の意図ってなんなんですかね??
タムサンカ・ジャンティ(Thamsanqa Jantjie)さんは、昨年12月に行われた故マンデラ氏の追悼式でバラク・オバマ米大統領やマンデラ氏の孫などの演説の手話通訳を務めたが、手話として意味を成さない「でたらめ通訳」だったと批判を浴びた。
そのジャンティさんが出演するストリーミング配信アプリ「ライブレンズ(Livelens)」のコマーシャル(CM)ビデオは、「ネルソン・マンデラ追悼式のタムサンカ・ジャンティです」との自己紹介から始まる。
ジャンティさんは続けて、手話をしながら「信じてください。私は本物の手話通訳です」と言う。しかし、この映像には手話の吹き替え訳として「私は手話は──していません」という女性の声がかぶせられている。
場面が切り替わり、演壇に立ったジャンティさんが「起きてしまったことに、心からお詫びを申し上げます」と語る。だが、これをジャンティさん自らが手話に訳した映像は、再び女性の声で「私は有名人。全世界で有名になりたい。今度はお金のために働いています」と吹き替えられている。
最後はジャンティさんが上着を脱ぎ、ダンスを踊ってCMは終わる。
ライブレンズは交流サイトのフェイスブック(Facebook)の自社ページで、CMの反響の大きさに驚きを表明。耳が不自由な人々を軽視する意図はないと断りつつ、「人には第2のチャンスが与えられるべきだ。タムサンカ(ジャンティさん)は精神に障害があり、過ちを犯したことを何度も認めている。それなのに、一生とがめられるべきだろうか」と述べている。
米放送局NBCによれば、CMが撮影されたのは2月で、ジャンティさんは1か月以上にわたって入院していた精神病院から退院して撮影に臨んだという。出演料は公表されていない。
ライブレンズ側では「人には第2のチャンスが与えられるべきだ。タムサンカ・ジャンティさんは精神に障害があり、過ちを犯したことを何度も認めている。それなのに、一生とがめられるべきだろうか」などといい、最もなことを言っていますが、そうであれば、もっと違う形での出演方法があったのではないかと思います。
CM内容を見てみると、タムサンカ・ジャンティさんを小馬鹿にしているように感じますし、悪意をもって制作したように映ります。
特に、「私は有名人。全世界で有名になりたい。今度はお金のために働いています」なんてところは最低です。
製作者の人格を疑ってしまいます。
タムサンカ・ジャンティさんに非難の目がさらにきつくなるとは考えなかったのでしょうか?
「一生とがめられるべきだろうか」などと言っておきながら、火に脂を注いている行為だとうことに気付かないのでしょうかね?
このように、話題のために炎上マーケティングを行うなんて最低な会社ですね。
- 関連記事
-
- 世界ブランドランキングでGoogleがTOPに!
- モラルの低下??でたらめ手話通訳
- 新旧の地形が結合!グランドキャニオン
- テーマ:ニュース
- ジャンル:ニュース
- カテゴリ:海外ニュース
- CM:0
- TB:0